役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

密輸されてきたビーバー

一カ月ぶりに都会に行く用事ができたので、朝から張り切って準備をした。
いつもは半袖短パンでだらしない恰好をしているけど、都会に行くにあたって久々にワイドパンツを履いてみることに。
おそらく10年近く前にGAPで買ったやっすいワイドパンツ、かなり着古しているので捨ててもいいつもりで持ってきたものの暑すぎて長い丈の服はまったく出番がない。
むしろ長い丈のワイドパンツはこの国においてはちゃんとした服の位置に昇格してしまい、より捨てづらくなってしまっている。ただの着古した服が周囲の環境の変化により一張羅として再生されてしまった。サスティナブルすぎる。

 

数カ月に一度しか出番のないアイシャドウを指でペペッと塗り、準備できたよーと夫に声をかけると、なんだか申し訳なさそうにしている。
なんとこの数分間の間に都会行きがなくなったとのこと。
夫の仕事で使うものを取りに行くという予定が、たまたま向こうにもこちらに来る用事があったとのことで持ってきてくれることになったらしい。

ただその他にも、日本から送ってもらった荷物を受け取る、という一番重要な要件がある。
夫が日本で取り寄せたものがあったのだけど前回の一時帰国中に受け取りが間に合わず、後日友人に送ってもらうことになった。
それならばついでに、と重さ調整のためにいくつか友人に頼み物をしていたのだ。

tofumaiz.hatenablog.com

前回初めてEMS(国際スピード郵便)を使ってみて、意外と都会の友人宅までであればスムーズに届くことが判明。
今回はその勢いで我が家までと思ったが、悪評高き我が町の郵便局は相変わらず機能していないようで、Google mapの口コミに「ゴミ箱のようだ」と書かれていたのでさすがに諦めた。多分ゴミにされてしまう。
今回は12/25に福岡の郵便局から発送されたものが、年末年始を挟んだというのに1/2に友人宅に到着していた。まるで日本国内のようなスピード感。

夫にその荷物はどうするのかと聞くと、なんとそれも回収して一緒に持ってきてくれるらしい。まあそれならいいけど…、と一張羅のワイドパンツを脱いで短パンに着替えた。郵便局ですらゴミ箱であるこの町を歩くのに一張羅は必要ない。

 

昼ご飯はいつもの屋台タコス。

久々にエビにんにく

なんだかエビ多めでラッキーだった。いつもよりちゃんと化粧をしていたおかげと思おう。

 

夕方、無事到着したとのことでバス停まで向かう。
はるばる日本からやってきた荷物は特に没収されたものもなく完璧な状態。

博多わくわくセット

博多通りもんはもしかしたらこの町に初上陸かもしれない。
「緊張してるんじゃない~」と通りもんの気持ちを考えたりしながら帰宅。
以前金沢旅行に行った時に大ファンになった北陸のお菓子【ビーバー】のめんたいこ味は2024年12月からの販売なので絶対に初上陸。最速でメキシコ上陸おめでとう!

 

毎度のことなのだけど友人は荷物をなぜか福岡市の指定のゴミ袋で包んで送ってくれる。過剰なゴミ感の演出に、改めて我が町の郵便局を使うのはやめようと決意。

都会には行きそびれたけど欲しいものは無事手に入ったし、まあいっか。