役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

赤缶デビュー戦

ビールがない、牛乳がない、調味料がない、など色々理由をつけて頻繁にスーパーに行っている。
基本的に冷蔵庫にあるもので作る、というのができない。今日食べたいものをどうしても作りたい!となっていそいそと足りない食材を買いに出かけている。

来てすぐの頃はスーパーで売っている肉すらも信用できず半信半疑で買っていたが、別に盛大にお腹を壊したこともないし、火を通す分野菜より安心では?と最近は普通に買うようになった。

 

豚バラブロックがあったので、タコスに使おうと買ってみた。
肉はすべてスライス状態では売られてはいないので全部塊。30cmくらいの細長い状態なので、半分は冷凍しようとカットしていると、ある映像が蘇った。

tofumaiz.hatenablog.com

このブロック肉があれば、あの義弟が作ってくれた激うまカレーが作れるのでは。

カレー粉と、持ち込み時に没収されなかった奇跡のカレールウがある。
幸い必要そうな野菜も揃っている。

 

そこからは急いで赤缶レシピをいくつか参照し、これ!という作り方を決めた。
ネット上に転がる赤缶レシピと義弟が作っていた様子の記憶の合同レシピ。

 

《材料》
豚バラブロック 400g
タマネギ 1個
にんじん 1/2本
セロリ 30g
にんにく 3片
しょうが 1片
トマトソース 100g
ケチャップ 大さじ1
カレー粉 大さじ1
はちみつ 少し
塩 小さじ1
バター 10g
水 600ml

塩胡椒をしてジュウジュウ

もっとジューシーにしたかったのだけど、思ったより脂が出なかった。
全面こんがり焼き目がつくまで焼く。

タマネギはみじん切り。今回の玉ねぎがなぜか目ではなく鼻に来るタイプで鼻水が止まらなくなったので、途中でフードプロセッサーに移して楽させてもらった。

バターでしっかり炒める

タマネギの気配が消えるまで炒める。タマネギにそこまで憎しみを感じてない人はそこまでしなくてもいいです。

肉は一旦外で待機、余った油で薄切りにんにくとしょうがを炒め、香りが出てきたらにんじん、セロリ投入。
ここまで、ボロネーゼの作り方とほぼ同じで、本当にカレーを作っているか心配になった。

野菜に火が通ったらタマネギの鍋に移し、肉も一緒に混ぜ合わせる。
火を止めて、カレー粉赤缶の出番。
大さじ1、と書いたが実際はケチってやや少なめ。思ったより赤缶の内容量は少ない。5缶くらい買っておくべきだった。

トマトソース、ケチャップをなじませ、水を入れて1時間程煮込む。
この時点でスープカレーくらいさらさらだったが、煮込んでいるうちにどうにかなるだろう、と思ってひたすら煮込む。

レシピでは600mlと書いたが、実際800ml入れてしまっていたせいで若干まだサラサラ。
最終的には、苦肉の策としてカレールウを1かけ入れて誤魔化した。

美味しすぎる

異国で作ったカレーへの評価が甘すぎるとしても、美味しい。あと最後のルウ1かけのおかげかもしれないが、だとしたらジャワカレー凄すぎる。
適度なスパイス感、酸味はあるがトマトが強すぎるわけでもなく、家カレーよりも本格的な味。
赤缶デビューにしてはまずまずうまくいったのでは。

 

作る予定だったタコスの肉は全部使い切ってしまったので、タコスはまた後日。