役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

山笠前夜祭①

数日前、今回の帰国のメインイベントである博多のお祭り、山笠に行ってきた。
山笠とは7月1日から7月15日にかけて行われる祭りで、博多にある櫛田神社に山笠を奉納するという神事。

この期間は、思いっきりオフィス街のど真ん中で、当たり前のように大通りをふさぎ、男たちが一斉に山を担いで走る、という「どうかしてるよ!」と言いたくなる最高のお祭りなのだ。

www.hakatayamakasa.com

祭りの本番である追い山は、7/15の早朝4:59からというとんでもないスケジュールなので、計画的に動かないといけない。
今居候している家からも行けなくはないのだけど、深夜の電車乗り継ぎはさすがにきつい。(山笠にあわせて市内の電車・バスは3時くらいから臨時便が出る)
色々考えた結果、14日から15日にかけて、友人とカプセルホテルに泊まることにした。

 

以前住んでいた家は山笠の中心地だったので、『山笠を見に行く』というよりは『山笠がある』という感覚だった。
7月に入ると町全体が山笠一色になり、毎日何かしらの行事が行われていた。
朝方から動き始めることもあって、この時期は自然と早起きになり、そして寝不足、というのがいつもの流れ。

7/15の追い山は毎年欠かさず見に行っていて、その後出勤、というまあまあ過酷な働き方をした年もあったが、午後の無能っぷりが凄かったのでなるべく休みを取るようにしていた。
今後行かれるみなさま、早朝に興奮しながら歩き回ると結構体にくるので気を付けてください。

 

14日の夕方、博多方面へ向かう。
一緒に行く友人の仕事が終わるまで一人で舁き山巡りをすることにした。

中洲流

中洲、というだけあって繁華街のど真ん中にこの舁き山が鎮座している。
ビルの吹き抜け部分なのだけど、このビルは全フロアが夜の店。
そこに突如として現れる舁き山。このアンバランスさがまたたまらない。

氷漬けされていた

ちなみに舁き山と別に飾り山、というのもある。
舁き山は男たちが担いで走るのだが(それでも1トン近くある)、飾り山はもっと大きくてそれはそれはとても豪華絢爛。
博多駅前や商店街、商業施設など13カ所に飾られていて、アニメや地元の番組とコラボしていたりもする。

これは福岡ドーム横のマークイズ内の飾り山

縦で撮っても入りきらないくらい大きい。出くわしたらとりあえず見上げてしまう。
山笠の期間以外では、博多総鎮守の櫛田神社に6月以外は飾られているので是非生で見ていただきたい。

前夜祭、長くなりそうなので続きます。