役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

おば、噛まれる

メキシコのアパートの、わんちゃんとおかあさんの写真が送られてきた。

にこにこしている

なんだかいつもより表情が明るい。
何やらコイヌがいなくなって以降、2匹ともとてもご機嫌なんだそう。
コイヌに毎日ちょっかいを出されて、だいぶストレスがたまってキレ散らかしていたわんちゃんもしっかり番犬業をしているらしい。

 

こちらの2歳の甥っ子は絶賛イヤイヤ期。そんな流行りに乗らないで独自路線を突っ走って欲しいという願いも叶わず、常にいやだいやだ言っている。
下の子はまだ1歳になってないので、両親はどうしても下の子の面倒をみることが多い。
すると2歳児はわかりやすく赤ちゃん返りをして「バブー」と言い出すのである。

 

あまりにもわがままなので、叱る場面も増えてきた。
先日、家族のお薬ボックスから下の子の粉薬の袋を取り出してぶん回していたので「お薬は絶対だめ!」と取り上げようとしたら、いやだいやだと逃げ回った挙句ソファの背もたれの後ろに突っ込んでしまった。
もう!と怒りながら手を突っ込んで取ろうとしていたら、思いっきり二の腕を噛まれた。
あまりの痛さにびっくりしたのと噛み方が本気すぎたので「噛まない!!!」と大声で叱った。
さすがに人を噛むのはダメだし、友達との喧嘩でやってしまったらケガをさせてしまう。

その後、父親にこっぴどく怒られ泣きながら謝りにきたので、お薬で遊ばないこと、人を噛まないこと、を約束した。
とは言え2歳なのでまたやると思う。
根本的に薬が手に届く範囲にあることが良くないと思うので、両親に場所の変更を提案したがなぜか移動を渋っていた。多分言ってわかるタイプではないぞ…。

 

噛まれたところはじんましんがよく出る場所だったこともあって、歯の形にみみず腫れができた。
そして軽く触るだけでも痛みがあって、今はしっかりアザになっている。

犬の世界も人間界も子育ては大変そう。
今なら少しわんちゃんの気持ちもわかる。

 

洗濯機の周りを掃除していたら、見覚えのあるブラシが出てきた。

一見何用かわからないブラシ

これはメキシコに持って行ったSHARPのドライヤーのユニット部分を清掃する専用ブラシ…!

ポーチに入れて持って行っていたはずなのにどこにも見当たらず、なくしたと思っていたらまさか義弟の洗濯機裏で眠っていた。
おそらく出国前に泊まった時に落としたようで、家主が掃除をしてくれてないおかげで見つかって捨てられることもなく8カ月間持ち主を待っていたらしい。
めちゃくちゃ必要なものではないが、このブラシしか届かない部分なので地味に困っていた。
とりあえず「掃除してくれないでいてありがとう…!」と感謝を伝えると「ああ、どうも…」と変な顔をされた。

 

ずっとひっかかっていたモヤモヤがなくなった。
ああ早くブラシ使いたい。