役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

火星に移住することになった

友人家族は旅行前日の準備デー。
どこにも行かず家の中で過ごすらしい。

自分は犬に慣れてもらうこと、留守中にしておくことの確認。
犬は朝5時台に起きて、6時頃から散歩、帰宅後朝ごはん、というルーティンらしい。
いきなり早起きは無理なので初日から5:50起床でがんばっているが、なかなか慣れない。
パジャマに着替えるたびに記憶がリセットされて毎回吠えられていたが、3日目にしてやっと住人と認めてもらえたようで寄ってきてくれるようになった。

 

相変わらずここでも洗い物を中心に任せられているが、ある文化の違いに悩まされている。
自治体ごとに異なるゴミの分別だ。
福岡と大きく違うのは、プラスチックごみの分別。
更にプラごみの中でもリサイクル可能なものも分けないといけないらしく、キッチンで生み出されるゴミの中でも、生ごみ、燃えるゴミ、紙ごみ、プラごみ、リサイクルするプラごみ、と5種類に分けないといけない。これに、缶、ペットボトルなどが加わる。
ぜーーんぶ一緒に捨てられるメキシコから来た身としては気が狂いそうになるくらい、キッチンでゴミのことをずっと考えている。

 

休みの日は家族でボードゲームをすることが多いらしく、子ども2人、大人3人で人生ゲームをすることになった。
自分はひとりっ子でそういう大人数でやるようなゲームにあまり馴染みがなく、もしかしたら人生初の人生ゲームかもしれない。

ルーレットがあるのは知っている

想像よりも現実的、というか小学生が理解できるの?というマスもある。世の中の世知辛さをここで学ぶ子どもも多いんだろう。

 

ルーレット運がなく、序盤からずっと出遅れていた。
子どもたちも含め、みんなすごくドラマのある人生を送っているにも関わらず、自分だけ借金もなく何も起こらない平坦な人生。
物件も株券も所有することのない、しがないサラリーマン。
借金のある人は「後半のどこかで借金を甥っ子になすりつけるマスがあるから大丈夫…!」とどこか楽観的。まだ2歳の甥っ子になすりつけるのは早いだろう、とどうにか借金しないように頑張った。

 

後半盛り返し、2着でゴールしようとした寸前に、ゴール前の落とし穴的な大借金マスに当たってしまった。
火星に移住して250,000$払わないといけない。到底無理。
何があっても取り返せない額の借金、今までの穏やかな人生から一変して自己破産モードまっしぐら。

手形(借金)の山

あっという間にビリ確定。
無難な人生には、落とし穴があることもある。色々学ばせてもらった。

 

これ、メキシコバージョンもあったら楽しいだろうなー。