大家さん達は昨晩遅く帰ってきた様子。これでわんちゃん達も安心。
そして最近心の距離が離れていたが一気になつき度があがった。ごはんくれる人、というのは強い。
夫が知人宅で飲むタイプのケフィアを出されて飲んでみたら胃腸の調子が良い、ということを言っていたのでちょっと良いスーパーへ探しに。
以前ペットシッターをさせてもらったお宅にもあったのと同じものがあったので100ペソとやや高級だったが買ってみた。
そのお家では犬達にもあげていたけど、なんて贅沢な食生活なんだ…!
自分は特に胃腸に問題を抱えていないので飲むつもりはない。味もちょっと苦手。
帰りに雑貨屋の前を通ったらけしからんかわいさの子犬がいた。
右に見えているのがおじさんの指なので、本当に小さい。高さ10㎝もないくらい。
うわぁ~~と吸い込まれてしまい、おじさんに写真撮っていい?と聞くとどうぞ~という感じだったので前のめりになって撮らせてもらう。
か、かわいい!
まだよたよたと歩いていて、右も左もわかってない顔がまたたまらない。いっちょまえに首輪もつけている。くー!!
久々にかわいい成分を浴びて心が潤った。
スーパーでたんまり買ったものを抱えてアパートに戻ると、大家さんの義理の妹が庭にいた。娘さんからしたら叔母さんなので勝手にオバと呼んでいる。
オバはずっと住んでいるわけではなくてたまに泊まりに来る、くらいの感じ。
久々だったので挨拶をすると「ええと、あなた名前は?」と聞かれた。
返事をして、スペイン語か英語どっち?と言われ、どっちも自信がないがとりあえず英語で、とお願いすると「~~に興味はある??」と聞かれた。
~~の部分が聞き取れず首をかしげていると「英語でなんて言うんだっけーー」と言いながら写真を見せてくれ、そこにはかぎ針編みっぽいカラフルな生地。
ああ!それは英語で言われてもわからんわ!と思いながら覗き込んでいると、「1時間のレッスン3回で500ペソなんだけどどう?興味ある??」みたいなことを言われた。
まさかの突然の勧誘だった。
興味はあるけど500ペソかあ…と考えていると写真送るから連絡先教えて!となかなか強引。QRコードを見せて連絡先を交換。
海外の人は割と簡単に日本のLINE的なWhatsAppの連絡先を交換する。日本みたいにプライバシーがーとか個人情報の漏洩がー、とかいう雑音がないのがすごく楽でいい。
とりあえず部屋に入って緑茶と日本から持ってきたおかきを食べながら考えた。
だいたい全然言葉がわからないのにレッスンとか高度な指導受けられるわけがない、そもそもかぎ針編み少しはできるしな…と冷静になった。
「さっきはありがとう。編み物は好きだし興味あるけどもう少しスペイン語が理解できるようになったらお願いします」と送っておいた。
何か高額なものでも売りつけられるのかと思いきやとても平和な勧誘だった。
そして高まる編み物熱。次日本に帰ったらマイ編み物セット持って来よう。