欲しいものがないのは良いことなのか??
師走と言えば、お金が飛んでいく時期である。
寒いので防寒グッズ、乾燥するので保湿ケア用品、クリスマスプレゼント・ケーキ、忘年会、迎春食材、もろもろもろもろ…。
何かにかこつけて出費が増える。寒い中ちょっと歩いただけなのに、甘やかしてスタバに行ったりもする。
今、その出費が全くないことにやや不安を感じている。こんなにも年末年始感がなくて大丈夫だろうか。
今いるところは一年中夏の気候なので、季節に応じた衣替えが不要で、日用品の買い足しくらいでしか買い物の楽しさを感じることができない。
がっつりクリスマスシーズンではあるので、スーパーにもツリーやオーナメントなどは置いてあるが、特に光り物に興味があるわけではないので全く欲しいと思わない。雰囲気だけでも、で購入するほどクリスマスに思い入れはない。
クリスマスケーキもそれっぽいものは売っていたけど、食べるものにこだわりがありすぎて、日本のクオリティには程遠いものを無理して食べなくでもいいだろう、という結論に達した。同じくらいの値段を出すなら、日本に帰った時にたらふくケーキを食べた方がいい。
まだ年越しを経験してはいないけど、どうやらメキシコは年明けの1月6日までクリスマスシーズンらしいので、日本の〈12/25 クリスマス〉→ 〈12/26 迎春〉 という華麗なイベント切替のようなものは全くなかった。
おそらくこのままクリスマスっぽい感じが続くと思われる。
それでも頭の中の意識は師走なので、お金使わなくていいの!?と謎のささやきが聞こえてくる。
ただ、本当に買うべきものがない。
物欲がないわけではない。これがあったらいいな、便利になるだろうな、と思うものはたくさんあるが、そもそも売っていないのだ。
とりあえず師走だから何か買わなきゃ、とだけは思っているので、この物欲をスーパーで今欲しいものを買うことにぶつけてみた。
あまりにも手頃すぎて物欲と呼ぶには申し訳ないことになってしまった。
おそらく海外に移住するにあたって、いかに物を減らし身軽にするかを念頭に半年ほど暮らしていたので、無意識に物が増えることへの抵抗があるのではないかと思う。
確かに次いつ引っ越しをするかもわからないので、極力持ち運ぶ荷物は減らしておきたい。
ただお金を使いたい欲自体はふつふつとわいてくる日々。
取り急ぎ年明けに都会に行って、ただ長距離移動したごほうびにスタバにでも行こうかと思う。