役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

何かしら細かく祈っている

人と話すことがほぼない暮らしをしているので、よく心の中で祈ることが増えた。

基本何もしない暮らしをしているけど、頭の中は常に何か考えている。ほとんどは次どのラジオ聞こうかな~とか何食べようかな~とか、ほんとしょうもないことばかり。
そんな中で、最近〈かみさまおねがいします〉と心の中で唱えてから祈ることが2つある。

1つ目は

「洗濯ができますように」

ランドリールームに向かう階段で、毎回祈っている。もりもりの洗濯物と洗剤を持って、物干し場に着くまで洗濯できるかどうかがわからないのだ。
もし誰か使っていても一旦荷物置いてまたあとで来ればいいか、とつい思ってしまうが、以前買ったばかりの柔軟剤をランドリールームに置いたままにしてしまっていたら、気づいたときには3分の1くらいに減っていた。明らかにごっそり使われている。
それ以来、面倒くさくても置きっぱなしにはせず持ち帰っている。
なんだかんだで「今日洗濯チャレンジ成功するかな」みたいな小さなハラハラを楽しんでいる部分もあるが、乗り物のトイレ使用中みたいなランプがあればいいのに、と本気で思っている。

 

2つ目は

「じんましんが出ませんように」

半年くらい前にやや時代遅れのコロナに罹った。よくある嗅覚喪失という症状が一週間くらい続き、さあ完治したか!というタイミングでじんましんが出た。
栄養不足からくるものだろう、と思ってアレルギー薬を飲んで様子を見ていたがちょっとおかしい。
2年位前に人生初のひどめのじんましん(頭から足の先まで全身出た)の時は、もらった薬を飲んだら翌日にはすっかりひいて何事もなかったかのようになっていたのに、翌日も、その翌日も、場所はさまざま、そこまでひどくはないが毎日出るのだ。
あんまりストレスとかのせいにするのは好きではないが、ちょうど会社に退職することを申し出たタイミングということもあって、環境が変わることへの抵抗でじんましんが出ているのかも、とも思ったが、そこまで繊細な性格ではない。
かかりつけの皮膚科に行って相談すると「これは慢性蕁麻疹に一歩足を踏み入れてますね」と言われた。「ちなみに原因はわからないことがほとんどで、いつ治るかも全くわかりません」
ずっとまあまあ重い花粉症に苦しんでいたので、メキシコは花粉ないよ、と言われ喜んでいたのに、慢性蕁麻疹?またずっとアレグラ??
長期で海外に行くことを伝え、できる限りのアレルギー薬を処方してもらった。なくなったら市販のでどうにか頑張って、と言われた。

今は、処方されたビラノアという寝る前に飲む薬を大事に飲んでいる。薬を飲めば症状は出ないので毎日飲めばいいだけなのだが、どうしても薬を飲まない、じんましんのない生活への憧れが消えない。
毎日飲むことで薬を消費してしまうのと、もしかしたら今日は治っているかもしれないという淡い期待から、なかなか毎日飲むことができない。
幸い一回飲めば2、3日は効果が続くが、結局3日目にかゆいかゆい言いながら薬を飲む暮らしを続けている。

 

今日は薬を飲んで3日目。今も実は治っているんじゃないかと期待しながら祈っている。

今日はクリスマス当日で町はとても静か。