役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

珍しく連日の外出

朝、カーテンを開けたら、玄関のドアの前の花がこちらに向かって全力で咲いていた。

合成のようなハイビスカス。

真っ赤すぎて目が覚めた

ずっと部屋の中にいると特に日本にいる時と変わらないが、この鮮やかな植物を目にすると、南国にいるんだなあと実感する。

そしてこの色のおかげで目が覚めたしなんか元気になった。つくづく単純で良かった。

 

元気になったので、2日連続で外に出てみた。
スーパーへの買い物以外で連日外に出るのは初めてかもしれない。

 

シーズン的に観光客が多く、パリピな外国人が多い。
体の大きいドレッドヘアのお兄さんがにこにこしながら「ジャアネー」と手を振ってきた。日本人だとよくわかったなーと思って「じゃあね~」と返しておいた。

コワモテの見た目の人が片言の日本語を喋るだけで怖さが一気になくなって、なんだかかわいい存在になる。

 

今のところ、事件現場に遭遇とか怖い思いをしたことがないのでのん気に一人で歩いている。
ただ通ったことのない道はやっぱり少し緊張するので、大通りがメインになる。
大通りは野良犬がいっぱいで、しかも全部大きい。だいたい寝ているので避けながら歩くのだけど、昨日は危うく犬同士の喧嘩に巻き込まれそうになった。
あの瞬間がここ数カ月で一番危険だった。

 

珍しく裏通りを歩いていると、野良猫がいた。

なんかしっかりした顔つき

野良猫はたま~にいる程度。
日本で住んでいた場所は野良猫が多い地域だったので、ちょっと寂しい。
警戒心の強さはあまり変わらず、だいたい写真を撮る前に逃げられてしまうのだが、この猫はじっ…とこちらを睨んでいた。

よく見ると白い毛の部分だけフサフサで、黒の部分はツルンとしている。
ちょっとゴージャスな服みたいでかっこいい。

 

猫がいるなら裏道もたまにはいいかも、と思った数分後、信じられない臭いの場所があった。
何かナマ物が腐ったような、下水のような。臭すぎて吐きそうになった。

散歩するならやっぱり大通りが一番。