役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

キッチン用品の多様性

キッチン用品を取りに日本に帰りたい。

今欲しているのは大きめのボウル、保存容器、麺棒、だ。

 

大きめのボウルは普通に売ってるので買えばいいんだけど、今使っているシリーズで揃えたい。なんで大きめのボウルを置いてきたのか。なんか海外だと混ぜそうじゃないか、色々と。なんで半年前にその想像が働かなかったのか。
あんなに愛着があった大きめのボウルを置いてきてしまったのは一生の不覚。

保存容器は盲点だった。
ジップロックとかの保存容器がもっと気軽に買えると思っていた。高くて悔しい。
ごはん用の保存容器は絶対に売ってないだろうから、とそれだけ持ってきたが、自分が意外と作りおきが好きなことを忘れていたのか他の保存容器は全部置いてきてしまった。
野田琺瑯の保存容器も、半分は置いてきた。ほんとどうして。

 

そして麺棒。これは多分近いうちに絶対買う。なぜなら麺棒にかわるものはないと確信したのだ。

先日、ほうれん草の胡麻和えが食べたくなり作ることにした。
すり胡麻なんてものは売っていないので一から作らないといけない。

メキシコの胡麻は、少し薄っぺらい。

ごま=AJONJOLI あほんほり…

あほんほり、という響きのせいでちょっと頼りなさを感じる。ぷちぷち感が魅力なはずなのにそれもないし、なんだか顔色も悪いし、あほんほりだし。情けないなあ、しっかりしてくれよ。

とりあえずこれを使う分だけフライパンで煎る。

心なしか自信を取り戻した感ある

煎ったおかげで胡麻らしさが出てきた。香りもちゃんと胡麻。
そしてこれをすり胡麻にする。ちなみにすり鉢はない。
すり鉢がない場合はどうやらビニールに入れて麺棒を転がしてつぶすのがスタンダードらしい。

麺棒すらないので、何か棒状の硬いもの…と部屋を見渡すと、唯一あった棒状の硬いものはキンカン。

一応、一回は「ウーン…」と悩んだ。
もっとなんかあるだろう、と思ったけど「ウーン…」のまま時が止まってしまった。

ビニールに入れた胡麻の上でキンカンを何度も転がし、立派なすり胡麻ができた。
別にキンカンでも作れたなら問題ないじゃないか、とも思うけど、やっぱどう考えてもキンカンを転がすのは調理の過程としてはなんかダサい。

無事できたすり胡麻でほうれん草の胡麻和えを作った。

多分史上初の組み合わせ

弁当の副菜レギュラーメンバーだったこともあり、彩りのためににんじんを大量に入れる癖がある。味付けはシンプルにすり胡麻、醤油、砂糖のみ。

早速買うものリストに麺棒を追加した。
次の買い出しから麺棒を探す旅が始まる。麺棒を手に入れるまではキンカンは我が家ではキッチン用品です。