役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

捏ねて焼いて現実逃避

わんちゃんが戻ってきてから、毎晩のように続いていた恐怖のコイヌ訪問がなくなった。
ドアがガタガタ動くほど必死にぶつかってくるので、ややストーカー気質があると思われる。しかも泣き(鳴き)ながらなので多分メンヘラでもある。

昼間、ドアの外でパリパリ聞こえるので何か大きめの虫でもいるのかと恐る恐る開けると、

またお前かあ

ドアにくっついて枯葉をバリバリに砕いているコイヌだった。
特にアピールもなくこれをしていたので余計に怖い。
そして遊んでほしいわけでもなかったようなのでそっとドアを閉めると、しばらくの間パリ…パリ…という音が聞こえていた。
人間であればだいぶ情緒不安定な行動だと思う。そっとしておこう。

 

夜は懲りずにトルティーヤ作りをした。
ひとりで黙々と生地を捏ね、じっくりと焼いていたら1時間くらいたっていた。
スープがまだまだたくさん余っているのでいつもより多めに作ってみた。

 

しばらく留守にするので、冷蔵庫の中をほぼ空にする必要がある。
今回は一人帰国で夫は残るのだけど、家で料理をすることはあまりなさそうなので野菜などは使い切らないといけない。
計画的に作っていたつもりがトルティーヤの誘惑に負ける日々が続き、ズッキーニがまるまる一本余っている。
あと卵。今回買った卵はダメ卵(中で割れていたりする)だったので、積極的に使う気にもならない。

ひたすら焼いたトルティーヤ、15枚分くらいできたので半分はスープに入れて残りはタコスとして食べることにした。
ちょうど豚ひき肉が100gちょっと残っていたので、1cm角に切ったじゃがいもとそれっぽい味付けで炒める。
塩、胡椒、ほりにし、チリパウダー、ソパデトルティーヤのスープ少し。

いつか使うかもしれない、と買っていたチリパウダー。これだけで一気に『タコス風』になるらしい。
『タコス風』というのは日本でよくあるタコスの味という感じで、メキシコのタコスの味ではない。
ただこれがなかなかの辛さで、1gくらいしか入れてないのに、大丈夫か?というくらいキッチンが辛み空間になってしまった。

今までで一番美味しくできた

トルティーヤの焼き方もだいぶ慣れてきて、いい塩梅のしっとり加減になった。
焼いたトルティーヤを入れておく容器がないので、トルティーヤケースを探さなければ。

 

トルティーヤのことを考えて現実逃避をしているが、帰る日はもう目前に迫っている。
まだまだこっちでやりたいことが山のようにあるのだけど…!!

あ、でも日本に帰ったらゴーヤ食べたいな。ゴーヤチャンプル。美味しいオクラと茄子も食べたい、あと茗荷も。
あれ、楽しみかも!!!