役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

メキシコのジャパリパークへようこそ

朝、9:51に大家さんからチャットがきた。

「昨日言い忘れたのですが、今日はエアコンのメンテナンスをする予定です」
「10時に業者が到着するのですが大丈夫ですか?」

 

あと9分しかない。大丈夫、以外の返事はできない状況である。
まだベッドの上でごろごろしてはいるけど「問題ないです」と返事をして、10分後にいつもの業者のおにいちゃん2人組がやってきた。

本当は数日前に来るという話だったけど全然来ないので、まあいつか来るだろう、と思っていた。
常に予定いっぱいで朝から活動的に何かしているような人間だったらこの急に湧き出る案件に対応できずにいらいらするだろうし、来客への抵抗がある場合はなんの片づけもしてない!と困るんだろうけど、幸いいつもとーっても暇で、犬たちがほぼ自由に出入りできてカーテン全開のオープンスタイルな施設なので、常にWelcome toようこそジャパリパーク状態。
どうぞ地味な日本人の暮らしを見て行ってください、と招き入れた。

 

ベッドを少し動かしていいか?と聞かれたので、どうぞどうぞ、と伝えた。
エアコンは寝室のベッドの上に1台あるのだが、昨日シーツを洗ったばかり。悔しいけど確実に汚れてしまうんだろうなあ、というところだけが気になった。

さくさくと剥がされていく

ドア全開なので暑い。
わんちゃんはわざわざ部屋の中に入ってきて「お前だれだ!!」と業者のおにいちゃんに吠えかかっている。いい加減覚えなさいよ。

tofumaiz.hatenablog.com

前回、借りぐらしの部屋のエアコンの修理では火災報知器が鳴ったりしてわちゃわちゃしたが、今回はメンテナンスだけだったらしく3時間で終わった。入ってきたハエとその都度格闘していたらあっという間だった。

ただ、今回も何をどうメンテナンスしたかはわからない。ドライモードにしていると送風口からぽたぽたと水が垂れてくるのが直るのかと思ったが、依然として水が垂れている。はて?

 

夕方、ドアの前で鈴の音が聞こえたので開けると、珍しくコイヌが一匹でやってきていた。
いつもわんちゃんとセットで来るので珍しいねえと見ていると、何やら我が家のドアの隙間をずっとクンクンしている。
ちょうどスープを煮込んでいたのでいい匂いにつられてやってきたのかなあと思って、またねーとドアを閉めると、閉めたドアの手前に何やら動くものが見えた。
え、ヤモリ?また部屋の中に?と思って邪魔になっていた掃除機を動かすと、ヤモリではなくもっと長いものがうにょうにょしている。

「こちらスネーク」

ヘビだ。

すごく小さいけどヘビだった。
さすがにヘビが部屋の中にいるのはダメかも。ちょうど帰宅した夫に手伝ってもらい、なんとか外に出した。

 

いくらここがオープンなジャパリパークでもヘビは呼んでない。オープンすぎるのも問題があるなあ。
コイヌは多分このヘビを追いかけてきたんだろう。ちょっといい仕事するまでに成長している。ありがとうコイヌ。