役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

飛行機移動の記録①

年末年始で、日本からメキシコへ旅行した人の記事や写真をよく見るようになった。

元々人気があったのか、それともこちらが意識するようになったからなのかはわからないが、有名人も含めてなぜかこぞって来ていたらしい。
かなり近くに来ていた人もいたけど、ほぼ家にいるので気付くわけがない。

 

成田-メキシコシティはANAの直行便が毎日就航しているので、思ったよりも身近だと思う。
実際自分もANAを使った。
前回もANAに乗って快適だったのと、やはり安心感が全然違う。

せっかくなので、日本-メキシコの移動の記録を残しておこうと思う。

 

16:50成田発-メキシコシティ行

昼過ぎに成田に着いて、早速手荷物カウンターへ。
コロナ後初の国際線だったので、どきどきしながら自動手荷物預け機を初使用。
Face Express(顔認証システム)の登録も済ませ、ハイテクすぎるシステムに感動。ほんとにexpressだった。
直前までびくびくしていた手荷物の重量もなんとかギリギリセーフ。

出発まで時間があるので腹ごしらえ。親戚から餞別をいただいていたので、ありがたく昼ご飯代に。
しばらくは食べられないであろう、うな重を食べた。
ラスト日本食としては、この選択は最適だったと思う。

おやつに三角チョコパイを食べて、なんか軽く喉の違和感があったので龍角散のど飴を購入。
ここで他にも色々買うのを渋っていたが、最後のチャンスなので成田で買いたいと思ったものは迷わず買っておくべき。(特に衛生商品)

 

Face Expressのおかげでどこでもスイスイ。搭乗ゲートも顔認証とは思わず、「え、いいの!?」と言いながら通過。

いざメキシコへ

機内に乗り込んで30分、スリッパに履き替えネックピローを準備し、万全の離陸態勢で待機していたら、出発時刻を過ぎても全く動き出さない。
これからの約13時間のフライトに備えて、早く心を落ち着けたいのに動き出す気配がない。

さすがに遅すぎでは?と思ったところに機内アナウンス。

 

「飛行機の機体の一部に不具合が見つかったため、現在点検を行っております」

 

え、そうなの?不具合があるならしょうがないね?すごくアバウトな説明だけど詳細を言われてもどうせわからないしまあいいか?

しっかり点検しておくれ、と思いながら、flightraderで見守ってくれている友人に「まだ飛んでない」とお知らせ。

その後30分程経過、なんとなくの嫌な予感が的中した。

 

「このままでは飛行できない重要な不具合のため、別の機体でのご案内も検討しております」

これはおそらく別の機体にご案内されてしまうんだろう、と覚悟を決め、いつでも動けるようにリラックス態勢を解除。
案の定数分後に、別の機体を手配しておりますので一度降りていただきます、との再アナウンス。
せっかくフィットした椅子ともお別れ。
一度離陸してから戻るよりマシか、と思いながら荷物を抱え機体から降り、再び搭乗ゲートへ逆戻り。

次の搭乗ゲートは違う場所になること、時間はまだ未定、との案内をされた。
ANAなのでこのまま飛ばない、みたいなことはないだろうし、割とこういうアクシデントにぶち当たりやすいこともあって少し楽しくなっていた。

心配していたのは、機内食を何時に食べることになるのか、どのくらい寝て良いのか。
時差と胃の具合の逆算をすることで頭がいっぱいだった。

軽い飲み物やスナックが準備された新たな搭乗ゲートで待つこと約2時間、


新しい出発時刻 19:10 


という文字がホワイトボードに書かれた。

 

ああ、もう外が暗い。乾燥のひどい空港内に思いのほか長時間いたことで喉の痛みも悪化している。

友人や親に「今度こそ飛び立ちます」と連絡をして、再搭乗となったことで利用できなくなったFace Expressを横目に新たな機体に乗り込んだ。

 

思い返すと全然スムーズにいってなくてまだ離陸もしてない。
長くなるので②に続きます。

飛行機移動の記録② - 役に立たない海外生活の共有