移動編の最後。
①、②からの続きです。
予定より3時間程遅れて到着。
幸い、このまま乗り継ぎは疲れるだろうからとこの日はメキシコシティのホテルに一泊する予定だったので本当に助かった。
成田－メキシコシティ便は、余程のことがない限り1時間以上遅延しているのは見たことなくて、ここまで遅れるのはまあまあレアケースっぽい。
でも昔アメリカ行った時も5時間くらい遅れたし、タイでも3時間待ったし、そういうのによく当たるんだろう。
ホテルに着いた頃にはもう暗くなっていた。
スーツケースの中をチェックしてみたが、開けられた形跡もなく全て無事だった。
とりあえず晩ご飯を食べに外へ。
メキシコシティの気温は日本より少し暖かいくらい。
ただ標高の高さと時差のせいでやや頭痛。もしかしたら風邪のせいもあるかもしれない。
体調がいい方ではないけど、久々のメキシコのビール、ドスエキスをがぶ飲み。（3本飲んだ）
着いた日はちょうどハロウィン。
陽気に仮装した人がたくさん歩いていて、メキシコに来たなあと実感。
翌日、昼過ぎの飛行機でまた移動。
日本で言うと東京－福岡くらいの感じ。そこからまたバスに乗って移動するので、今住んでいるところは長崎あたりをイメージするとしっくりくる。
メキシコシティから国内線で2時間なのだが、なぜか同じ国で時差があるのでもうよくわからない。
iPhoneみたいにすんなりと現地時間に対応できればいいのだけど、そんなに頭と体はうまいこといかない。
メキシコの空港は国内線でも2時間前に行ってないと安心できなくて（前回それで乗れなかった）、かなり早めに着いて荷物を預けて時間をつぶすことに。
ケンタッキーでぬるすぎるコーヒーを飲んだ後、搭乗ゲートに行くと、ポメラニアンを連れた女の子が。
あれ、ここ搭乗ゲートだよね…犬って一緒に乗れるんだっけ…？と思いながら、またせっかちなメキシコ人に邪魔されながらも無事搭乗。
席に座ると、なんとさっき見かけたポメラニアンが隣の席の足元に。
海外はペット同乗可で、なおかつ座席の足元でいいのか…！
すごく自然に、ちょっとそこの動物病院まで、くらいの感じで乗っていた。
ちなみに飛行中はちゃんとキャリーバッグの中に入れられていて、たまにメッシュごしに飼い主がツンツンしていた。
2時間くらい飛んで、着陸するあたりからポメラニアンが小さい声でクーン、と鳴き始めた。
もう少しだからがんばれ！と心の中で応援して、無事着いたあとは隣の女の子と微笑みあった。癒しの時間をありがとう。
最近日本では飛行機へのペット同乗についてひと悶着していた。
個人的には、動物にとってもかなりストレスになると思うのでそもそも飛行機には乗せない、という選択肢しかない。
何が何でも乗せないといけない人生なら、それはどうにかして避けて生きていく方を選ぶ。
着陸後、無事荷物を受け取ってここから更にバス移動。
2時間くらいで着くと思いきや、すごく渋滞していて3時間乗りっぱなし。
エアコンが効きすぎていて、長袖でも凍える程。
全行程で、疲れよりも空腹よりも、このバスの寒さが一番辛かった。
途中一泊したのも含めると、ちょうど丸2日かかったことになる。
早速家に着いて食べたタコスは本当に美味しかった。
そもそも移動は嫌いな方ではない。移動している時の自分の心境の変化を客観的に見るのも楽しい。
旅先での出来事は記憶に残りやすいが、移動中のことはどうしても忘れがちなのでiPhoneでメモをとるようにしている。
意外と行った先の出来事よりも、過程の方がいろんな感情が思い出されるのでおすすめ。
移動のお話はこれで終わり。
