役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

いつでもよくないじゃない

短いバカンスも終わり、いつものアパートに戻ってきた。
約5日ぶりのアパート。鉄扉の鍵を開けていると、違う犬のにおいがするのか鉄扉の向こうから軽くワンワン吠えられた。
このあと「あ!お前か!どこ行ってたんだよー!」という熱狂的な歓迎を受けるのを期待して開けると、わんちゃんはインターネット回線の業者のおにいさんになでられながら、こちらを一瞥しただけだった。
なんだよ。

 

ちょうど大家さんが玄関のあたりにいたので、戻ったよーと挨拶をして、部屋に入る。
湿気対策で冷房をつけっぱなしにしていたら、部屋の温度が21℃でキンッキンだった。
エアコンの温度は27℃なのにどうして。
あとなんだか違う家のにおいがした。人が出入りしないとこんなに変わってしまうのか。早く自分のにおいつけたい。

 

ご夫婦から旅行のおみやげをいただいた。

アメリカンなおみやげ

快適な暮らしをさせてもらったうえにおみやげまでもらってしまった。
しかも全部抜群に欲しいものセットだ。プラリネチョコにコーヒーにホットソース。アメリカ版ハッピーセット。

とりあえずキンキンに冷えた部屋が寒すぎて温かいスープでも作ろうかと思ったが、数日間の留守に備えて野菜を使い切っていて冷蔵庫がからっぽなので、久々のスーパーに向かった。

ベビダスくん

スーパーに向かう途中、最近よく見かけていた有刺鉄線のすき間でひなたぼっこしているパンキッシュなイグアナが相変わらずいた。
ここは飲料系の会社の入り口で、ちょうどBebidas(飲み物)と書いてある看板の上にいるので、ベビダスくんと名付けた。
高いところにいるからか、あまり警戒心はなさそう。

同じ町なのにお世話になっていた家のまわりとは全然雰囲気が違う。イグアナもいるし、少し汚いしごちゃごちゃしているけどなんだか落ち着く。

買い物をしてアパートに戻ると、コイヌの顔と前足が茶色の液体でびちょびちょになっていた。どうやらペンキ的なバケツに顔を突っ込んだらしい。そうそうこれ。このごちゃごちゃ感。

戻って早々、大家さんが早速引越しを促してきた。
我々が帰って来たのを見て、職人のおじちゃん達が慌てて元の部屋にテーブルやベッドを運び込んでいた。
ただ、冷蔵庫以外の家電が入っていない。またしても、いつでもいい状態じゃないのに大家さんはいつでもいいわよ、と催促をしてくる。
少しずつ引越しに備えて心の準備をするかあ。