役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

ギュギュっと5時間

フライトに間に合わないかもしれないという内容の夢のあとに、時空を超える系の夢を見たのでしんどい目覚め。
なんだかちゃんと寝た気がしないので二度寝しようかと思っていたが、午前中に業者がエアコンの修理をしに来る、という予定を思い出しなんとか踏ん張って起きた。
更にひいきのチームが勝ったという結果も入ってきたのは良い後押しになった。もし負けていたら絶対二度寝していた。

 

使っていない寝室のベッドルームのエアコンの修理らしいのだが、今のところ問題なく動いている気がする。むしろ効きすぎているくらい。

2人組のお兄さんがやってきて、高い位置にあるエアコンを取り外し始めた。
日本だと天井が低く椅子さえあれば届くのである程度自分でほこりを取ったりフィルター掃除などはやっていたが、この国のエアコンは二度と外せないと感じるくらい高い位置にあるので、メンテナンスはどうしてるんだろうと不思議だった。

あっという間に壁からエアコン本体が全て外された。

穴めっちゃ雑

今はどうやら屋上で中身を洗浄しているっぽい。
機械のつくりには全く詳しくないが、多分結構ワイルドな方法だと思う。日本の緻密で繊細すぎるエアコンはこの国では生きていけないだろう。

しっかり洗浄された中身は剥きだしで部屋に置かれた。

バラバラにされたエアコン

なかなか見ることはできないエアコンの中身。これが部屋をキンキンに冷やしてくれるのすごい。あとこんなにばらばらになったものをキンキンに冷やしてくれる状態のものにしてくれるこのお兄さん達もすごい。

 

ドアを開けっぱなしにしているので、部屋の中がわんちゃんとコイヌの親子喧嘩の会場に。
我が家は今、業者のお兄ちゃんたちと犬たちが自由に出入りする施設になっている。
コイヌはまだガルルルル、ができず、ラルルルル、と唸っている。痰が絡んだおっさんみたいだな、と思って見ていた。

今日もちゃんと門番してくれた

何かバーナー的なもので壁を工事し始めたなあ、と思っていたら、突然信じられないくらいの大音量で警報音が鳴りだした。バーナーが結構な熱源だったらしく、部屋の火災報知器が稼働してしまったのだ。
ピー、ピー、とアパート中に鳴り響いていてうるさすぎる。
大家さんがやってきて、もう取っちゃっていいわよみたいなことを業者に言って、火災報知器もサクッと取り外された。


そもそも自分はこのままここにいて大丈夫なんだろうか??このままバチーン!となってドカーン!となって、エアコン工事死してしまうんじゃないか。
せめて最後に美味しい豆腐が食べたい。あと湯葉も。なんならお寿司も!!

 

工事の電源用でキッチンのコンセントが使われているのとその配線で作業台が塞がれているので、今日は見事に昼ご飯を食べ損ねている。おかげで空腹を起因とした死への意識が高まってしまった。

約5時間経ってやっと終わった。
特に以前と変わった感じはないが、きっと5時間で何かが良くなったんだろう。
自分も、部屋の火災報知器は飾りではなかったこと、人はいつ死ぬかわからないという当たり前のことを学ばせてもらった。
メキシコらしさが凝縮された5時間。あとやっぱ眠い。