役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

総じてほっこり

昼ご飯を食べてのんびり過ごしていると、大家さんからのお願いチャットが来た。

翻訳すると、「ドミンゴのために開けてくれませんか」と書いてある。
スペイン語でドミンゴは日曜日、という意味だと覚えているがどういうことだ?と思っていたら立て続けに
「私の夫は風呂に入っています」
「そして掃除婦の返事はない」
「さらに私は娘のお迎えに学校に来ています」

なるほど、誰かが門の外にいるけど対応できないから開けてくれ、ということかと理解し、鉄扉を開けるといつもの工事の職人さんがいた。
あなた『ドミンゴさん』っていうのね!

大家さんからのチャットは固有名詞が突然登場するので素人には難解だ。

 

スーパーに買い物に行くと、並んだレジが史上最高にハズレだった。
2つ前のおばちゃんが大量のビールと洗剤を買っていたのだけど、支払方法がまさかの山盛りの小銭。
ざっと200枚くらいの硬貨をざらざらと出し、レジの女の子がため息をつきながら種類をわけて10枚ずつ重ねている。支払い額は2000ペソ以上なのに対し、大量の0.5ペソ、1ペソ、2ペソ、5ペソ硬貨が並んでいる。果てしない。絶望的だ。
更には20ペソ紙幣の束と、まさかの20ドル紙幣も使いたい、と出している。
日本でも大量の小銭の支払いは遠慮するのに外国通貨まで出されたら、そらあんた銀行に行きなさいよ、と言うレベル。

前に並んでいたビールだけ買いたい青年も、さすがに呆れて写真を撮って誰かにメールしていたので一緒に隠し撮りをしておいた。

じゃらじゃら

前の青年も諦めずに並んでいるので、死なばもろとも、裏切ることはできない。
どうせ暇だし10分くらいの無駄はなんとも思わない。前の青年は明らかにイラついていたけど。

買い物を終え歩いていると、隠れるのが下手なイグアナがいた。

頭隠してなんとやら

うーん、平和。

仕事から帰った夫が、うっかり借りぐらしの部屋に入ろうとしてしまったらしい。
教室が変わったのを忘れていた新学期の小学生みたいなことをしていた。暑いからってぼーっとしすぎだと思う。

 

平和な一日だったなあと思っていると、夜、住んでいる町の少し遠いところで発砲事件があり数人亡くなったらしいというニュースが飛び込んできた。
一気に修羅の国の記憶が蘇ったが、いや、でも今日の平和エキスはかなり濃いめだった。平和の勝ち。