役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

タコスは世界経済を回す

久々に雨が降らなかった朝、ちょうど洗濯の日なのではりきってランドリールームに行くと、なぜかカティアさんが使っている。
何時まで使うのか聞くと「あと1時間!終わったらノックするわね」と言われた。
最近洗濯スケジュールが無茶苦茶ですよ大家さ~ん!

なんとか晴れているうちに洗濯したが、一度濡れたであろう誰かの洗濯物が干してあって干すところもない。
久々の安心の晴れの日なのに思いっきり洗濯できないのは悔しすぎる。
こちらが洗濯をいかに楽しみに暮らしているか、アパート全住人に向けて説明会を開きたいくらいある。

 

夜はいつものタコス屋でテイクアウト。

間違いなく美味しい

タコス屋のおばちゃんが「いつも他にどこでタコス買ってるの?」と夫に聞いてきた。
いつも行く3店舗くらいの名前を言うと、他にいたお客さんが「ああ、あのタコス屋ね」とうんうん頷いていた。
更に、おばちゃんの娘さんとTokyoだのKyotoだの話していたので、あとで何の話だったか聞くと「12月に日本に旅行行きたいねって話しててどこ行くのがいいかな」って聞かれた、とのこと。
まさかこの場所に住む人から、日本に行く計画が持ち上がること自体にびっくりした。
そして、我々がタコス屋に消費したお金が巡り巡って日本に還元されるかもしれない、というお金の流れに感動。
というか結構儲かってらっしゃる。


最近かなり調子に乗ってタコスを食べているので、なかなか食費が予算内に収まらない。
この国の主食なので一番安い外食であることは間違いないけれど、もっとどうにかならないか、と考えた結果、トルティーヤを自分で作ればいいのでは?という結論に至った。

いつかそこまでするだろう、とは思っていたがなかなか早いタイミングでトルティーヤ自作の鐘が鳴ってしまった。
ここ数日のメキシコ料理への好奇心から、おすすめのトルティーヤ用の粉(とうもろこしでできた《マサ》というもの)や人気のトルティーヤプレス(こねた粉をぺったんこにする機械)等については十分知識が追いついており、もはやいつ買うか、くらいのところまで来ている。
なかなか手に入らない高価な日本食材をちまちま使うよりは、より安く手に入る現地の食に馴染む方が暮らしやすい、ということに半年たってやっと気づいた。

ちなみに今、醤油かサルサソースが選べ、と言われたらサルサソースを選ぶ気がする。もう口がチレ(唐辛子)を求めてしまっている、とても素直で単純な日本人。

 

基本は日本から持ち込んだキッチン用品でどうにかするつもりだったが、日本より安く手に入るのであれば買ってもいいか、と思い始めた。


これがこちらでは半分の値段くらいで売っているらしい。
トルティーヤプレスがあれば餃子の皮も簡単に作れるので、楽しみも増える。

近日中にトルティーヤ作りに向けて動きだすぞ。