役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

もうお皿を割りたくない

なんとまだ数カ月しかたってないのに、2枚もお皿を割ってしまった。

食器を割らないことに関しては相当自信があったのに。

 

大学生の頃から一人暮らしを始めて、日本に住んでいる頃に割った食器は覚えている限りで3つ。

急須のフタ、鍋のフタ、コーヒーサーバー

落として割れたのは鍋のフタだけで、あとは食器同士がぶつかってヒビが入った、というくらいのもの。皿を割った記憶はない。
なので、一人暮らしを始めた時に買った食器をずっと使っていた。

 

メキシコに移住するにあたって、どの食器を持って行くかをかなり悩んだ。
思い入れのあるもの、あったら便利なもの、食欲がわくもの、何を優先したらいいのかわからない。

 

結局持ってきたのは4種類。
・汁碗
・おさかな柄の平皿
・うさぎの菊小鉢
・サーモス的なタンブラー

食器オールスター

自分で作ったお茶碗や、長く愛用していたマグカップなどはさすがに割れるのが怖くて実家に置いてきた。

和の汁椀は絶対に売ってないと思い、これは割れることもないし軽いし一番に決めた。
味噌汁やお吸い物を洋食器で飲むのはやはり許せない。
心の平穏のためにもこれは持ってきておいて正解だった。

 

おさかな柄の平皿は義理のお母さんからいただいたもの。
和食でも洋食でも相性が良くて、見ていてテンションがあがるのでとても気に入って使っている。
これにタコスを置いて食べるのがすぐ想像できたので、プチプチ&タオルぐるぐる巻きで厳重に持ってきた。

そして残念ながら1個になってしまったうさぎの菊小鉢。
これがまさかの割ってしまった皿の片割れだ。
確か10年以上前に吉祥寺の雑貨屋で、箸置きとセットで買ったもの。
ちょっとしたソースやお漬物などを少し入れるのに便利。そしてかわいい。

これを洗っている時に洗い場の中で落として割ってしまった。

 

原因は水道水と食器用洗剤のぬるぬる感。
いくら流してもぬるぬるした感じがとれない。
水道水自体もなんだかぬるぬるしているし、洗剤も泡切れが悪い。
最初はこのぬるぬるに慣れなくて、どこまで洗い流せばいいのかわからずずっとすすいでいたが、最近は衛生感が色々と雑になってきたので適当になってしまっている。

 

この適当な感じが災いして落としてしまった。

割ってしまったもう一枚は、部屋に備え付けの水色のパスタ皿。
なぜかMADE IN THAILANDの食器のセットが元々置いてあって使わせてもらってるのだけど、とてもいい感じなので気に入っていた。洗って乾かそうと置いたらそのまま滑り落ちて床で思いっきり割れてしまった。

2か月で2枚も割ってしまうなんて、と自分が信じられなくなりかなり落ち込んだ。

とは言えパスタ皿がないのはとても不便なので、先日スーパーに食器を探しに行ったらちょうど良いのが見つかった。

味のある柄のばらつき

ある程度の深さのある皿なので、スープパスタにも使えそう。
Made in Mexicoと裏に書いてある。謎の柄がちゃんと真ん中にないこともメキシコらしくて良い。

しかもこれが1枚52ペソ(約450円)。なかなか良い買い物ができた。

ちなみに割ってしまったうさぎの小鉢は1,650円。


悔しいので日本に帰った時に買い足すつもりだが、もう二度と海外には持ち出さないと決めた。