普段、外を歩くときはすごく足元を注意して見るように気を付けている。
日本とは違ってゴミだらけだし、落ちているものもガラスの破片や食べかけの何かなど、絶対に踏みたくないものが多いからだ。
ただ近所のスーパーに向かう道は割と綺麗な部分が多いので少し気が緩む。
昨日はいい天気だなあと空を見たり、道の反対側で動画を撮っている観光客なんかを見て歩いていた。
なので全然気づかなかったのだ。イグアナと並走していることに。
彼?は多分しばらく一緒に横を歩いていたんだと思う。
いきなりのちのちのち…と前に現れたので、一人で「ぬえ!」と声をあげてしまった。
これは立派なイグアナ、と写真を撮りながら歩いていたら、脇の空き地に向かっていってしまった。
さすがに図々しかったかな、すまんね、と思っていたら、石の上でまさかのポージングを披露してくれた。
お言葉に甘えて、いいんですかぁ~!!としゃがみこんでゆっくり撮らせてもらった。
あまりのサービス精神旺盛さにうっとりする。
さすが擬態のプロ。自然の石的な色と柄、あとあまりにも気配を消すのが上手すぎる。
横を歩いてなかったら多分素通りしていたと思う。
イグアナは海辺にしかいないものと思っていたけど、普通に町中にもいる。
うちの庭に住んでいる小さいイグアナはとても恥ずかしがり屋のようで、なかなか出てきてくれない。
庭のこいつは、この黄色の自転車のタイヤ止めの筒の中に住んでいるようで、いつも犬に覗かれている。犬がいるのによくやっていると思う。がんばれ。
あと以前タイヤの中にいたイグアナ。
あのあと何度か日向ぼっこをしているのを見かけたが、ここ一か月は姿を見ていない。
おそらく、この缶ビール突っ込み事件が原因だと思う。
メキシコ人はなんの悪気もなくどこにでもゴミを捨てるけど、これは完全に嫌がらせだ。許せない。
イグアナは威嚇してくることもないし、常に穏やかか怯えているかのどっちかだ。
特に日向ぼっこしている時は頭からっぽの顔をしていてかわいい。
草食とか葉食とか雑食と色々書いてある。まあなんでも食べるんだろう。
自然はいっぱいなのでどこでも生きていけるはずだ。
以上、爬虫類が苦手な方には地獄のイグアナレポートでした。