役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

いろんな雑がある

結局、昨日の《タコスとビールでセンバツ見る》のリベンジも泡沫に消えた。

タコスも買ってきて、さあ準備しようと思った矢先に第一試合が天候不良のため時間変更、午後から開始です、というアナウンスがあった。
午後から、となるとこちらではもう23時すぎ。そんな時間に晩酌はできない。
仕方なくタコスとビールでコナン見る、になってしまった。普通の土曜日かい。

今のところタコスチャンスは全部失敗。
まず何よりも晩酌したい、というよこしまな気持ちで臨むからいけないんだろうか。
準決勝以降はもう真夜中になってしまうので、多分もうタコスチャンスできない。タコスは週に二回までだ。

 

スーパーに野菜やらビールやらを買いに行った。
野菜を入れるビニール袋をとろうとしたが、千切り目の点々があまりにも雑でなかなか千切れない。
ブロッコリーを持ってまごまごしていたら、おじさんがビリィィ!と思いっきり千切ってくれた。そしてめちゃめちゃいい笑顔をしてくれたので、大きな声でグラシアス!!と伝えた。メキシコ人は雑に優しい。

 

会計は209.49ペソ。

いまだに小数点以下の意味がよくわからない。わからない、というかすごく都合よく切り捨てられたりする。
1ペソ以下の硬貨はセンターボという通貨がある。ドルに対するセントと同じだ。
1ペソが現在約9円なので、5円、1円玉の感覚。
何種類かあるらしいが、0.5ペソ=50センターボしか見たことがない。

たまに切り捨てられず、ちゃんとお釣りで50センターボをもらうことがある。
(なんとなくお釣りが0.7以上であれば切り捨ててないような気がする)
ただあまり使い道がないので財布にたまっていく一方で正直困っていた。

一番手前が50センターボ。1円玉よりだいぶ小さい

209.49ペソの場合、50センターボがお釣りで戻ってくる可能性がある、これ以上増やすわけにはいかない、と思い意気揚々と220ペソと50センターボをレジの女の子に渡した。
これでお釣りは11ペソ。

「once(オンセ=11ペソ)」と言いながら、雑に手のひらに置かれた硬貨を見ると、10ペソと50センターボ2枚。
え、2枚??

やられた、と思った。
このパターンで50センターボを渡されるのは初めて。
50センターボと決別したくて無理矢理出したのに倍になって戻ってきた。
ちょうど1ペソがレジ内になかったのかもしれないが、こんなのあんまりだ。

あまりにも悔しかったので、レジの袋詰めをしてくれた男の子に渡そうと思っていたチップにプラスしてその50センターボ2枚も一緒に渡した。すまん。君もいらないだろうけど悔しさを抑えられない。

 

おじさんと優しさとお釣り、雑にもいろいろあるよね。