役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

孤独な応援団

ここ数日、日中はあまりにも日差しが強く、太陽がすぐそこにいる感覚なのでなるべく部屋でじっとしている。
ドミンゴさんたちは相変わらず朝早くから仕事をしていてほんとにすごい。

 

部屋でのんびりしていると、玄関のドアの外で鈴の音が聞こえた。
ドアの向こう側が影になっていたので、コイヌが遊びに来たのかなと思い「そこにいるのはだれだ~~」と言いながら開けると、

コイヌのおもちゃ

抜け殻だけがあった。
一人でおもちゃに向かってだれだ~~とか言ってしまってちょっと恥ずかしい。
ちょっと前までドアの下からくる涼しい隙間風を楽しんでいたらしいが、別に誰か出てくるのを待っていたわけではないらしい。

数分後また鈴の音とガサガサという音が聞こえたので、今度こそは、と開けると、

ただのゴミ

おもちゃですらないゴミが置いてあった。
一応このゴミも噛んで遊んでいたので、好きなおもちゃ扱いなのかもしれないが、なんでいちいち置いていくんだろう。

 

午前中、見たことのない男女が庭にいたので新しい住人かな?と思っていたら、わんちゃん達が珍しく全然吠えていない。
どうやら獣医さんの往診だったようで、3匹とも大人しく抱っこされて爪を切られていた。
コイヌの爪が伸びすぎていて、爪でカリカリされるとしっかりその跡に蕁麻疹が出るので困っていた。
病院に行ったりしている気配がなかったので心配していたが、どうやらこの辺は往診スタイルが主流なのかもしれない。
飼っていたうさぎの爪切り大変だったなあ、と思い出して懐かしくなった。うさぎのキック力はなかなか凶暴で何度か心が折れかけたことがある。

 

夜はTVでサッカーの試合を見てみた。
近所にあるセメント屋のサッカーチーム(クルス・アスル)がどうやら決勝に進んだらしく、大々的に予告があっていたのでどんなもんじゃいと見てみることに。

tofumaiz.hatenablog.com

人気があるのは知っていたが、まさかメキシコリーグ(リーガMXというらしい)の中でも1,2位を争う強いチームだとは知らなかった。

この決勝戦は、野球に例えると日本シリーズのようなものらしい。1シーズンに前半戦と後半戦があって、セメント屋さんは2021年の前半戦で優勝していた。
そして今回の相手は前回優勝チームのクラブ・アメリカ。
wikiを読む限り、プロ野球で言うとおそらく巨人的な立ち位置の模様。

メキシコの大手メディア会社であるテレビサがオーナーを務め、その権威と財力のチームであるために国内で最も人気のあるチームであると同時に最も嫌われているチームである。

これを知ったうえで試合を見ると、俄然セメント屋さんを応援したくなる。

Club America VS Cruz Azul すごく盛り上がっている

なんだか世界大会くらいの観客の盛り上がりだった。
試合展開としては、終始セメント屋さんが攻めている印象だったが、結果として1-1の引き分け。
最後まで同点が続いていたので延長かあ、と思っていたら、なぜかさらっと終わった。どうやら決勝は2試合あるらしい。
夫は体調が良くないと寝ていたので、一人でわあわあと盛り上がって結構楽しかった。

ここまで来たら全力でセメント屋を応援することにした。
次の試合は3日後。みんなでセメント屋さんを応援しよう!