役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

変温動物園

引き続きわんちゃんがいない。もう何かあったのか気になってどうにかなってしまいそう。
そして既にどうにかなってしまっているコイヌのテンションがおかしい。
寂しいよねー。

 

晩ご飯はパスタかな、と考えていたところにいきなり停電した。
スープだけは作っているが、他は何もできていない。
なんとなく長くなりそうな予感がして、案の定晩ご飯準備の19時前後に1時間近く電気がなかった。
晴れてるのになぜ、と思っていたら復旧後すぐにどしゃ降りの雨。
日本にいる頃の線状降水帯みたいな降り方で、声がかき消されるほどザバザバ降っている。

またいつ停電するかわからないので、暗闇に得意な料理と言えばペンネ。

tofumaiz.hatenablog.com

急いで冷凍してあるボロネーゼソースをあたためてペンネを茹でた。

ペンネが一番好き

茹でている間の停電が一番怖い。無事食べることができてよかった。
どしゃ降りは朝まで続いたにもかかわらず、奇跡的に長い停電はなかった。
ただ、かなりひどかった地区は完全に水没していたらしい。車が流れていて、停電どころではない状態だった。

 

朝、部屋を確認していると、ボトルの水を置いているあたりに水たまりができていた。
たまにハズレのボトルがあり、小さな傷から水がじわじわと漏れてきていることがあるが、さすがに一気に流れ出しすぎている。中の水も減ってないようだったので出所を探っていると、窓の隙間から雨水が入ってきてサッシでは受け止めきれず流れてきていた。
雨が降るたびにこうなるのであれば結構困る。最近めっきり来なくなったドミンゴさんに相談したい。

ついでに外の様子も見てみると、玄関を出てすぐの場所にぽってりとした見慣れないものがあった。
最初はコイヌの糞かと思ったが色が違うし、わずかに動いている。
おそるおそる近づくと、とても立派なナメクジだった。

触覚かわいい

こんなサボテンだらけの乾いた国にもいるんだと驚いた。
日本でよく見るしましま柄ではなく、無地のナメクジも無骨でいい。
なんとなくイグアナとナメクジは変温動物界で対極にいる気がする。乾かしたいイグアナと湿りたいナメクジ。
特にこの場所は、ジャルダン(フランス語で《庭》)と名付けている庭のイグアナの棲家の近くなので気を付けて欲しい。

何よりも、なんでも食べてしまうコイヌに捕まる前に早く遠くへ行きなさい。