誰しもがぶち当たる海外での問題、シャワーの水圧。
もれなく悩まされている。でも結構我慢している方だと思う。
もちろん、トイレットペーパーも流せない水圧の国で、日本と同じようなシャワーを浴びられるとは思っていない。
ただ、シャンプー、トリートメントをして顔と体を洗う、の一連の流れで毎回30分はかかってしまうのはやっぱり解せない。
おかげで髪を洗うのは2日に1回になった。
元々シャワーで済ますタイプだったので、浴槽がないことは当たり前に受け入れられた。すぐのぼせてしまうので、湯舟につかるのは少し苦手だ。
数少ない海外生活に向いている部分が意外なところにあった。
今までの海外旅行の経験から、海外のシャワーはだいたいこんなもんか、というのは理解している。
にしても最近弱い。
音も聞こえないくらい弱い。
メキシコのシャワーは多分固定式が多いようで、前に泊まったホテルも天井に近い壁に固定されていた。
我が家ももちろん固定式、しかもシャワーヘッドが小さい。
多分、想像の5倍は小さいはず。
最初、これは蛇口?これに何か付けるの?と思っていたが、ここから弱めのお湯がハラハラと出てくる。
一度、Amazonでホース付きのシャワーヘッドを買って取り付けようとチャレンジしてみたが、ネジが固すぎてびくともせず諦めた。
しかも硬水なので、すぐ石灰が詰まってこのシャワーヘッドの小さな穴からあっちこっちに水が暴走する。ただでさえ少ない水が真横に飛んでいたりする。もったいない。
その都度、爪で穴の周りを削って、そっちじゃないよ、と正しい出口に導いてやらないといけない。
どうやらさすがに爪でやるのも限界が来たようで、ここ数日は本気で穴の掃除をしないといけないレベルになってきた。
石灰、海外、硬水、詰まり、などいろいろなワードで検索し、すぐにできる方法をやってみた。
《準備したもの》
タコス屋でもらったレモンの残り、キッチンペーパー、輪ゴム
《詰まりを綺麗にする方法》
シャワーヘッドより少し大きいサイズにキッチンペーパーを折り畳み、レモンを絞ってひたひたにする。
シャワーヘッドをキッチンペーパーで包み、輪ゴムで固定。→1時間程放置
レモン水でびしゃびしゃになったところに、歯ブラシ、もしくは毛が硬めのブラシで穴をグサグサ。
更に、硬いヘラ(はさみでも可)で表面をガリガリ削る。
水垢にはクエン酸、ということで腐りかけのレモンを惜しげなく絞ってみた。
正直穴をグサグサはそんなに手ごたえがなかったが、最後のはさみでガリガリが、とんでもない水垢を削り出して、これはかなりの達成感。
早速水を出してみる。
どこにこんな力を秘めていたのか、と思うくらい水が出た。
水量をわかりやすく説明すると、お茶碗くらいのカップに水をためようとして、25秒かかっていたのが10秒になったのだ。
なんでもっと早くやってみなかったのか、と後悔した。
最終的にガリガリが一番効果あったと思う。
あと、タコス屋でもらったレモンは意外と役に立つので、むやみに捨てない方がいい。