役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

最強バディ:シャワーヘッド

さて、引っ越しをする。

大家さんから、借りぐらしの終了の合図がじわじわなされ、いよいよか…というところまで来たので元の部屋に戻ることにした。
意外とちょうど一カ月経っていた。

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一番に気になるのが元の部屋のシャワーの水圧。
借りぐらしの部屋が過去最高の水圧でとても快適だった。シャワー天国。
元の部屋は弱めではあるが、色々試行錯誤したうえでどうにか平均水準の水圧をキープしていたが、一カ月使われてないシャワーヘッドの詰まりは果たして。

oh...!ミスト…!!

弱々しすぎて音がしない。体に届く時点では完全に霧の状態。
猛暑の時期に駅前とかによくあるミスト装置を思い出した。
ちなみに、これはレモン汁を浸したペーパーを5時間程つけていた後でこれ。
レモン処置前は、線が3本だった。

 

引越し前にまずはシャワー環境の改善を、ということで、今回はブラシと安全ピンにお世話になることにした。

今回の武器

ブラシは昔100円ショップでキッチンの溝掃除用に買ったもの。何かに使えると思って持ってきておいた。使い倒して毛がバサバサ。
安全ピンは日本から持ってきた裁縫セットに入っていたのを見つけた。
メキシコで安全ピンを見たことはない。あったとしてもここまで細く鋭利なものはない気がする。

レモン汁でふやかされたシャワーヘッドをブラシでごしごしすると、見えていなかった穴が現れてきた。
その後、安全ピンの針をシャワーヘッドの全穴にぶっ刺していく。一カ月でこんなにも詰まるのか、というくらいごっそりとれる石灰たち。気持ちいい。

結構な時間、椅子の上に立ってシャワーの穴と格闘した。
これ以上はもう取れないだろうというところまでやり切って、いざ、出水!!

oh...!シャワー!!!

ミストから無事シャワーになった。よかった。大好きシャワー。
むしろ借りぐらしの部屋よりも出てるのではというくらいの勢い。満足満足。

そしてここからが本番の引越し。荷物を全部手で運ぶ。

ちょうど夫が休みの日なので力仕事は任せようと思っていたら、シャワーヘッドと格闘している間に信じられないくらい爆睡していて、いくら話しかけても起きない。
無理矢理起こして嫌々されるよりは今回も一人でやった方が気楽かもな、と覚悟を決め、少しずつ荷物を運び出す。

たいした量ではないが、何往復もしていると疲れる。最後の冷蔵庫の中身の移動時に、ゴマを入れていた容器を落として割ってしまった。
何もない部屋に散乱するゴマとガラス片。もう何も考えたくない…。

ようやく起きてきた夫からは、ずっと寝ていたくせに「勝手に一人で始めて…」と嫌味を言ってきたが、それに歯向かう気力もない。疲れた…。
犬たちも最初ははしゃいでいたが、相手してくれないとわかったのか途中から寝ていた。今、自分の味方はシャワーヘッドだけだ。

 

とりあえず今回も3時間で無事引越し完了。
やっぱり元の部屋の方が落ち着く~。