役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

家族構成の変化

大家さんの家に親戚が遊びに来ている。
親戚何人いるんだろう、と思うくらい毎回知らないメンバーな気がする。

そして高校生の息子さんは最近見かけない。
もしかしたら4月から大学生になって寮とかに入っているのかもしれない。

昨晩、大家さんの旦那さんと夫が外で何か話していて、「えーー!?」という声が聞こえてきた。
何かあったのかと思い外に出ると、旦那さんが片手で子犬を持っていた。
抱えていた、ではなく、持っていた。

ほらよ、という感じで子犬を渡されたので受け取り、あまりの小ささに恐縮してしまう。
毛質もまだ子犬感がありびくびくと怯えている。
久々の子犬との対面に感動していると、「わんちゃんの子どもらしい」と言われた。

わんちゃんの?子ども?

わんちゃん

 

わんちゃんの子ども?

全く意味がわからない。わんちゃんが子どもだったのでは???

 

大家さんの家には犬が2匹いる。

わんちゃんの家出先 - 役に立たない海外生活の共有

お母さんとわんちゃん。
てっきりお母さんの子どもがわんちゃんだと思っていたが、どうやらお母さんとわんちゃんは夫婦だったらしい。ここ数年で断トツの驚きだった。
どうやら子犬は今来ている親戚にもらわれたらしく、久々の里帰りとのこと。

 

お母さんは恥ずかしがり屋なので部屋に入ってくることはないし、たまになでて~~とすり寄ってくるツンデレ。
昨日は子どもとの再会が嬉しかったのかすごくテンションが高かった。
そしてわんちゃんは相変わらず「ぼくを一番になでて!」と図々しい。

 

その後も外に出ると子犬がころころ歩いていてかわいい。そしてわんちゃんの後ろについて、当たり前のように部屋の中にも入ってきた。

狭いところが好きらしい

子犬のことはコイヌと呼ぶことにした。

 

しばらくすると、部屋の外からドアをカリカリする音と「クーン…」というか細い鳴き声が聞こえてきた。
ドアを開けると、なぜかコイヌがひとりで遊びに来ていた。

不安そうだったのでしばらく外で遊んでいたらあからさまにうとうとし始め、工事資材と壁の隙間に入り込み寝てしまった。
まあわんちゃんの相手してたら疲れるよなあ…と思い、そっとしておいた。

 

1時間後くらいに外から口笛が聞こえてきた。
大家さんと親戚が庭で何かを探している。
多分コイヌを探しているんだろうと思い、先ほど寝てしまった場所を除くとそこで爆睡していた。

大家さんに、ここにいるよーと教えてあげた。「いなくなっちゃったかと思ったわ」と言いながら部屋に戻っていった。

 

わんちゃんの父親感は今のところゼロ。
あいつが父親だなんてまだ信じられない。