役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

おじさん工務店

12時間寝た。ここ数日の寝不足が一気に解消。
夜中一瞬停電したらしく、エアコンが再起動する音で目が覚めたが、特に何もなければずっと寝ていられる。

 

9時頃、もう少し寝ようかな、と思っていたところに大家さんからの頼み事の連絡がきた。
工事の人たちがまだ来ないので、もし来たら鍵を開けて欲しい、とのこと。
大家さんは買い出しに行くのでしばらく留守にするらしい。

これはまた責任重大な任務だ。
何時頃来るかもわからないおじさん達を待ち構えてないといけない。
インターホンのようなものはないので、外で声を出してもらうか、鉄扉の隙間から見える人影を頼りにしないとわからない。

とりあえずいいよーと返信し、大家さんが外出したのを確認したあとは庭でわんちゃん達と遊ぶことにした。

ファミリー

数日前からコイヌの首輪が変わった。
ピンクのぶかぶかの首輪をつけていたが、なぜかわんちゃん(父・真ん中)のお下がりをつけている。ぶかぶかなのは変わらず。
わんちゃんは新しい首輪があまり合わなかったらしく顎の下がかぶれていたので、今は首輪なしでツルンとしている。
おかげで鈴の音がひとつ減ってやや静かになった。

 

ひっくりかえったコイヌをなでていると、門のあたりで自転車の音が。
隙間からのぞいている人影が見えたので、いつものおじさんであることを確認して開けてあげた。

大きいおじさんと小さいおじさん。大家さんが見つけてきた腕のいい大工らしい。
この国における腕のいい、というのは、工期を守る、さぼらない、とかそういう部分だと思う。

今、我が家(元々住んでいた部屋)の工事進捗率はおそらく40%くらい。
ここ数日は床のタイルが貼られていっている。

このサイズ調整が大変そう

スムーズにいっていると思いきや、何やらどこかが水漏れしている、とのことで水道管が隠されている壁がバッキバキに開けられていた。
むき出しで水道管が見えていて、とてもわかりやすい仕組みなのはわかるけれども、言葉にできないこちらの不安は伝わりますでしょうか。

 

とは言え先日、物干し竿が強風で折れてしまった時、おじさんが急遽修理してくれていた。とても心強い。
二人ともいつもにこにこしていてかわいい。工事中の部屋を覗き込むと、笑顔で手を振ってくれる。

何かあった時のために腕のいいおじさん達、ずっといて欲しい。