知り合いにおすすめしてもらったタコス屋に行くことにした。
大通りからは離れていて、散歩コースでも通ったことがない道だったので初めて行く地区だ。
歩いて行ける距離だったので、運動がてら徒歩で向かう。
まずアパートを出ると、目の前の森の入り口にイグアナがいた。
多分こいつははじめましてだと思う。ちょっと見飽きたぐらい登場するが、同じ町の知り合いの家の近所には全然いないらしい。うちの近所は自然がいっぱい、と前向きに捉えることにする。
炎天下の中歩いていると、大きな道路に靴が落ちていた。
珍しく車が来てないタイミングだったので堂々と撮ってみた。
ボロボロのビーチサンダルが落ちていることは多いが、まだ履けそうな靴だったのでもったいないね。
だらだらと20分くらい歩いて到着。
13時頃はまだランチには早いのか、2組くらいしか客はいない。でもこの中心地からは離れたこの場所でやっていけてるのは期待できる。
カルニータス、というタコスがメインのお店。
豚肉をほろほろになるまで煮込んだもので、日本のメキシコ料理屋でもよく食べていた。
この店はカルニータスの中でも肉の種類が10種類くらいあって、どうやら部位を選べるらしい。肉の部位はよくわからないし、珍しいものはあまり得意ではないので、とりあえず定番っぽい一番最初に書いてあるものを注文。
出来上がる前からトルティーヤの香りが漂ってきて既においしい。
卓上のサルサソースを色々かけて、レモンを絞り食べてみる。
一口食べて、思わず「うんめえ~~!!」と叫んだ。
しっとりとしたトルティーヤもとうもろこしの香りが強く、豚肉もほろほろでうまい。
これはカルニータス史上No.1の美味しさだ。
トルティーヤは地域によって結構違いがあるらしく、この辺りはややとうもろこし弱めというか味が薄めだと思っていたがこの店のトルティーヤはメキシコシティで食べたものに近い。
帰宅後も指にしっかりとうもろこしの香りが残っているのも高評価。ずっと、指、嗅いじゃう。
スーパーでかたまりの肉を買うことがほぼないので、タコスで食べる肉は貴重なたんぱく源だ。
もうすぐ来て半年、ある程度好きな店は固まってきていたがまだまだ知らない店がたくさんある。食の充実と、指に残るとうもろこしの香りは心を豊かにしてくれる。
レジャー的なことにはあまり興味はないので、美味しい店の新規開拓をどんどん頑張りたい。