役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

アルボルは鷹の爪に勝てるか

軽く風邪をひいている気がする。
少し鼻水が出たと思ったら、半日で咳のフェーズに突入した。
前回ここで油断してなかなか治らず、副鼻腔炎までいってしまったので早めにチクナインを飲んでおいた。
副鼻腔炎の世界は一歩足を踏み入れたらずっとこの緊張感と共に過ごさないといけない。もうあの頭痛は経験したくない。

原因はエアコンの風が直接当たっていることのような気がする。
最近朝起きたら喉がガラガラで、寝ている間の体温調節もうまくいってなさそう。
どうやら2カ月いない間にエアコンの調子が悪くなったらしい。夫曰く、それはそれはもうとても自然に、流れるように調子が悪くなった、とのこと。
温度は何度にしても特に変わらず、風向きを変えようとリモコンを押しても何も反応しない。ON/OFFのみ反応する状態。

一度大家さんに相談して修理をしてもらったが特に改善しなかったらしく、まあ使えないわけではないのでそのまま使っている。ON/OFFすらできなくなったら買い替えてもらおう。

 

スーパーに行くと、ワゴンにチレ(唐辛子)が山盛りになっていた。
珍しく綺麗な状態のものが多かったので、スープ用にいくつか買うことに。
小さいサイズのチレアルボルという種類もあったので、試しにひとつかみ袋に入れた。
鷹の爪のような唐辛子で、パスタやスープに、と書いてあるのを見たことがあるので使い道はあるだろう。

これで4.35ペソ(約30円)

唐辛子に価値がなさすぎてびっくりする。1本2円もしない。唐辛子農家さんの暮らしは大丈夫でしょうか。
鷹の爪はカットされたものを日本から持ってきてそれを使っていたが、今後はこれで代用できるかどうか、早速使ってみることに。

 

ズッキーニとキャベツがあったので野菜たっぷりペペロンチーノを作る。
オリーブオイルでベーコンとにんにくをじっくり炒め、種を取って小口切りしたチレアルボルを投入。
投入した数秒後、一瞬でキッチンがもわ~っと辛い空気に包まれた。
鷹の爪より辛さの即効性が強い。炒めるだけで目にも来るくらいの辛みがたっぷり。鷹の爪3本分くらいのパンチがある。

美味しいんだけど

たっぷり野菜でどうにかカバーできないかなあと期待していたが、食べてみるとしっかり辛かった。この国の野菜には甘味や旨味が皆無ということを失念していた。

辛いのは好きなので自分的には美味しかったが、夫は「頭皮が爆発する」と言いながら額から汗を垂らしていた。2本入れてたら多分泣いてただろう。
次回は切らずにそのままじっくりオイルに辛さをうつす方法で作ってみようと思う。

メキシコの唐辛子はいろんな種類があるので試しながら作るのがとても楽しい。調べたら出てくる情報もたくさんあるけど、実際食べた感じは違うなーというのも多い。唐辛子、奥が深すぎる。