朝から、60km程離れた都会の町に行ってきた。
5年前に観光で来た時にも行ったことのある町で、本格的に住み始めてからも何度か行っている。
適度な都会で、人も観光地もなんとなく気取りすぎず、飲食店もそこそこあって商業感のある町なので遊びに行くのは割と好きだ。
今住んでいるところから行く時は地元民御用達の乗り合いバスに乗っていく。
10人くらい乗れるハイエース的なバスなのだけど、満員になるまで発車しないシステムで時刻表というものは存在しない。
直行便ではないので、途中で降りたり乗ってきたり。そしてバス停に目印となる看板は何もないけど、なんとなくバス停と認識されている場所があるらしい。これはもう経験しないとわからない。
来たばかりの時に何度か乗ったが、どの車もすごくぼろくて、いつか走りながら空中分解してしまうんじゃないかと思うくらい危険な感じ。
見た目はボロボロ、椅子は傾いていて、スピードも常に120kmくらい出ているので乗り心地は最悪だった。
最近は観光客が増えたからなのか、少しずつ新しい車が増えてきている気がする。
それでも一日何往復もするのですぐボロボロになるんだろうけど。
今日の車は60点。一見外観は普通な感じだったが、自分が座った席は前の席の背もたれがはがれていて、取っ手ごと根こそぎなかった。
本来見えてはいけない部分が丸見えでオンボロ感が増していた。
車のタイヤのせいなのか小刻みな揺れが多く、内臓が揺さぶられているような気がする。
スマホを見ていたら確実に酔うので、ずっと変わらない景色を見ているしかない。
都会の町に着いてすぐ、前にも行ったお店で朝ごはんがてらタコスを食べた。
ビリアという牛肉の煮込みのタコス。
地区によってトルティーヤの味が違う気がするのは気のせいだろうか。
値段は2個で50ペソ（約420円）、結構ボリュームがあるのでお腹いっぱいになる。
昼過ぎに用事が終わって、せっかく都会に来たんだから、とマクドナルドに行ってみた。
ダブルチーズバーガーとポテトとドリンクのセットで160ペソ（約1,400円）。マックなのにめちゃくちゃ高い。
ドリンクは何も言わずに「コーラでいい？」と言われて、約1リットルくらいのコーラが出てきた。もちろん飲み切れず。無念。
そして帰りも乗り合いバス。
帰りこそ新しいバスに！と思っていたけど、残念ながらいつも通りのボロ具合だった。
乗り心地は行きよりも良かったので70点だが、天井のエアコンの吹き出し口が3つなくなっていた。
乗っている時間は1時間もないが、ぶっ飛ばしている時の事故への恐怖と、酔わないように外を見ること、ちゃんと降りられるかどうかなど、気を付けることが多すぎてずっと緊張している。
早くリラックスして居眠りできるくらいの度胸を身につけたい。
