役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

香味野菜いろいろ

子どもの頃は苦手だった香味野菜が、今ではなくてはならない存在だ。

そしてここにきて、生姜が一歩リードしている。

 

ネギはもう一生嫌いなものとして、その他の香味野菜、薬味といわれるものは大好きだ。
大葉、みょうが、三つ葉も好きだが、さすがに海外では手に入らない。

 

メキシコではにんにく、生姜は常にストックしてあるし、気軽に買えるようになったパクチーも追加された。しかも全部とても安い。

グラム売りなのでばらつきはあるが、にんにくは1個50円、生姜は1個30円もしない。

もちろんチューブ的なものは売っていないので、その都度すりおろしている。

陶器タイプのおろし器は都会のアジア食材店で見つけて購入

味はほぼ日本と同じだが、少しだけ違いがある。

 

にんにくは芽が細い、もしくはほぼない。
そして辛味も匂いも少し控えめな気がする。
日本では国産しか買わないようにしていたが、結構匂いが指に残るなあと思っていた。
メキシコのにんにくはすりおろしてもそこまで強烈ではないので、軽い気持ちで2個くらい使ってしまう。
翌日に口に残る感じもあまりないので、すごくちょうどいい。

ただ皮がすごくむきづらい。ツルン、とむけることはなく、しっかりと張り付いていて想像の3倍くらいは時間がとられる。

打って変わって生姜は結構香りが強め。
なかなかのパンチ力で、料理に使っても主張が強い。
日本では大量にすりおろしてジップロックに入れて冷凍していたが、何せこちらには時間がたっぷりある。毎度毎度新鮮なすりおろし生姜の香りを楽しんでいる。


ここ数日、久々の和食モード発動中で、鶏の味噌生姜焼きを作った。

しっかり和定食

鶏の味噌生姜焼きは、すりおろした生姜、マヨネーズ、味噌、みりんをポリ袋に入れてもみこんで、焼いただけ。
キューピーのマヨネーズはもちろん売ってないので、HEINZのもの。
HEINZのマヨネーズは、コクなし、酸味なしなので、こういった焼き、炒め系に使うにはあっさりしすぎていて物足りない。
その物足りなさをカバーしてくれたのが多めに入れた生姜。
すごくいい仕事をしてくれた。


特に料理のセンスがあるわけではないので、自己流、とか目分量で、とかは一切できない。
どこかでみたレシピ通りに作るだけなので絶望的な味になることはないが、そこそこのものしかできない。
それを助けてくれるのが香味野菜たち。一生ついていきます!

 

ちなみに生姜の国別生産量ランキング、日本は11位、メキシコは22位。1位は断トツでインド。
なぜか日本は11位なのに国内消費量の6割が輸入で、ほぼ中国かららしい。

 

生姜を追いかけるあまり、国内生産の限界を知ることになってしまった。
遠い国で、日本の食料自給率の低下を憂うことしかできない。
生姜農家さん、がんばれ。