役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

ハーフパンツ迷子

停電が終わったお祝いに都会に行ってきた。

あと久々に何か散財したい気持ちもあって、今回は是非何か買いたい。

 

飛ばしすぎる乗り合いバスに乗って約1時間。
なんと行きはエアコンが効いてなくて汗だくの移動。
あまりの暑さから気を逸らすために、南武線の駅名を思い出しながらひとつひとつ地図で確認する、という遊びでなんとか1時間耐えることができた。(久地駅を閃いた時が楽しさのピーク)


そして着いても外気温は31℃だったのでもう早速帰りたくなった。

 

とりあえず出発したのが昼過ぎだったので、着いたらすぐ昼ご飯。

完璧な担々麺

知り合いの店でこの上ない大満足の担々麺。ただここでもエアコンが壊れているとのことで汗だく継続中。
厨房はもっと暑そうで、正直死ぬんじゃないかと思った。

 

今回のメインは、なんと服を買うこと。
メキシコで洋服を買おうという気持ちになるとは思わなかったが、持ってきた服が部屋着以外はことごとく裾の長いボトムばかりで、さすがに外出時は暑苦しくなってきた。
ちょっとそこまで的な、なんか楽~な感じのハーフパンツを買うことができれば目的は果たされる。

 

とりあえず暑さによる汗がおさまらないので、おしゃれカフェで休憩することにした。

アイスカプチーノ

やはり都会は違う。
カプチーノにシナモンもかかっているし、なんと電波も5Gが入るエリアだ。
あと壁にアングラな絵も飾ってあるし、女性の店員さんは丸坊主で頭皮までタトゥーが入っている。
お店のトートバッグやTシャツも販売していてところどころに変な日本語が書かれていたりする。
ちょっと方向性が分かりかねる店内だが、ちょっと尖っている感じが都会的で妙に安心感があった。

 

少し歩いてショッピングモール的なところへ。
普段は主に食品と生活用品しか買わない生活をしているので何を見ても高級に感じる。

そして色々見て回ったがハーフパンツはどこにもなく、太もも丈のデニムしか見当たらない。
もうすごく短いか長いしかない。極端すぎて悲しくなってきた。
イメージしていたのは、パタゴニアとかモンベルとかのアウトドアっぽいちょい長めのハーフパンツ。全然ない。

 

あまりにもなさすぎて血迷った結果、Forever21の激安コーナーで気の迷いでしか選ばないであろうデザインのTシャツを2枚購入。1枚99ペソ(約870円)

いやーださい

これはただ部屋着が増えただけだ。

さすがにこれだけを持って帰るわけにはいかず、ちょっと離れた別のショッピングモールへ。

そこでなんとかメンズの黒のスウェットを発見。
ちょっとサイズが大きすぎるが、ウエストに紐もついているし腰ではけばなんとかハーフパンツの丈になる。しかも値段も299ペソ(約2,600円)でお手頃価格。
諦めてTシャツだけ持って帰るのも癪なのでこれで手を打つことにした。

 

すっかり夕方になったので、行きの反省から何か飲み物を買っておこうと思いスーパーへ。
飲み物だけを持ってレジに並んでいたら、3つ前の客が支払い時に何か揉めていて、結局15分くらい待ってやっと買えた。

 

日本にはハーフパンツと自動販売機がどこにでもあっていいなあと心から羨ましく思いながら、一切の電気を点けてくれない暗闇の乗り合いバスに乗って帰った。

総歩数15,793歩。数カ月ぶりの大冒険はとても疲れた。