ラーメンはもちろんとんこつ。
でもとんこつ一択というわけでもない。
最近の福岡のラーメン文化は「とんこつ以外も受け入れていこうね！醤油も塩も味噌も、別に嫌ってるわけじゃないよ（結局はとんこつが一番だけど）」という感じになってきていた。
長年住んでいたので、とんこつ以外のラーメン店が急激に増えてきているのも肌で感じていたし、食べる側としても「とんこつラーメン以外はラーメンじゃない！」と言っていた頃からは、とんこつが至高とわかったうえで他の味も食べてみるのもアリ、とマインドが変わってきていたのは認める。
そして今はどのラーメンでも食べたい。
お好み焼きはどうなんだろう。
関西風と広島風は、少しずつわかりあえてきてるんだろうか。
個人的にはどちらも大好きで、それぞれのお気に入りのお店が近所にあったのでよく通っていた。
そもそも関西と広島にない時点で邪道と言われるかもしれないが、ちゃんとおいしいし人気店で、長年の常連客もいる。
どっちか選べと言われても選べない。その時の気分によって変わる。
どうやら自分は思ったよりもお好み焼きを頻繁に食べていたらしく、最近お好み焼き禁断症状が出てきた。
青のりがないことがネックで作らずにいたが、まあやむなし、ということで最低限のお好み焼きを作ることにした。
豚バラはないので豚ひき肉。しかも少量しか残ってなかったのでほぼただのトッピング。
ソースはなぜかいただき物で持っていたとんかつソースとケチャップ、砂糖を混ぜて軽くレンジでチン。
かつお節は残りわずか。大事に使っていきたい。
本当は天かす、紅しょうが、青のりがあれば完璧なのだけど別になくても問題ない。
食感不足なのでコーン缶を投入。
何も考えずにキャベツは千切りにしていた。心のどこかで広島風も食べたいらしい。
美味しい。久々のソース、とても美味しい。
最低限の材料で作った割にはちゃんと美味しい。これはかつお節がある限り食べ続けたい。もっと早く作るべきだった。
近々友人に日用品や服を航空便で送ってもらおうと思っていたので、まず何よりも先に「かつお節と青のりを」とリクエストした。本格的なとんこつラーメンは無理だけど、お好み焼きなら材料を揃えることは可能だ。
かつお節は安くて軽いし日持ちもするし、たくさんある分には困らない。
数グラムの、数百円のものを、数千円の送料を払って、数週間かけて送ってもらう。
あいつ、飛行機に乗ってくるんだって。
ロマンだなあ。
