役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

鼻への謝罪文

風邪が悪化した。

悪化したと言っても、声が出ない、くしゃみ、とまらない鼻水、という軽めのやつ。

 

先日行った海で喉が痛くなり、しっかり翌日から上記の風邪の諸症状が出ている。
そもそも風邪をひくこと自体が珍しく、ひいたとしてもひどめのウイルス系の風邪じゃない限り熱が出ることはほぼない。
ただ顔の真ん中あたりが不快、という状態が続く。

 

日本ではこの時期は毎年花粉に悩まされていた。今回はほぼ同じ症状。

少し前に、花粉の気配を感じ始めたという日本の友人に「花粉がない国サイコー」と偉そうなことを言ってしまった罰があたったと思う。
花粉に悩むみなさんすみません。今しっかりとあの辛さを思い出しています。

そしてメキシコのガッサガサのティッシュを鼻に詰めて数日過ごしていたら、鼻の中が切れてしまって思わぬ二次被害が起きている。


花粉の時期のティッシュはエリエールの+Water一択だった。

www.elleair.jp

鼻セレブも試してみたが、とめどなく鼻水がだらだら流れてくる系の自分には、適度な柔らかさ・吸水力・肌触り・コスパの面で+Waterの方がぴったりだった。
職場にも常備しておいて、1~4月の期間は常にしっとりティッシュのおかげで鼻周りは潤いに満ちていた。

 

そんな日本の高品質ティッシュで甘やかされた鼻が今、海外の洗礼を受けている。

鼻は今、レストランの紙ナプキンくらいの硬さより少しだけまし、くらいの紙を常に突っ込まれていてとても辛い思いをしている。本当に申し訳ない。
でもないんだよ、この国に+Waterは。

 

正確には箱ティッシュはあるにはあるが、信じられないくらい高い。日本の3倍はする。そもそもそんなに売ってない。

この国のティッシュとして売られているものの大半は、このセルビジェータというガサガサペーパー。
トイレ以外の、日常生活におけるほぼ全ての拭く行為を請け負っている。

見るからに優しくない

この全然肌に優しくない感じ、かわいい犬でも誤魔化しきれない。

まだトイレットペーパーの方が幾分柔らかいが、メキシコのトイレットペーパーは流せない分とても強い香りが含まれている。
強烈なバニラやココナッツの香りプンプンの紙を突っ込まれたら鼻はもっとかわいそう。
鼻にそんなひどいことできない。

 

幸い快方に向かっているようで、少しずつ鼻水も減ってきた。
ただ、治りかけにもかかわらず心なしか嗅覚に自信を失っている気がする。


鼻よがんばれ。もうこんな硬い紙を突っ込んだりしないから。海にも行かない。
早く本来の強さと嗅覚を取り戻してほしい。

 

外国でここまで鼻に思いを馳せるとは思わなかった。
みなさんも鼻への応援よろしくお願いします。