役に立たない海外生活の共有

世界のどこかでひっそりと暮らしています。

根深いそもそも感

水曜・日曜が洗濯の日になった。

ランドリールームの使用が許可制になって約1か月たった頃、大家さんから「今後は曜日を決めてローテーションで使ってもらいます。希望スケジュールを教えてください」と全住人に向けて一斉チャットが来た。

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使用したい人は大家さんに使っていいか確認し、都度鍵を借りに行くシステムだったが、さすがに大家さんも対応が面倒くさくなってきたらしい。

そもそも最初からそうすればよかったのにとも思うが、その場しのぎの性格が多いメキシコ人の中で、このようにより良い方法を模索しながら業務改善をしていくタイプは本当に珍しいと思う。
最初からそうすればよかったのにという気持ちは消えないけど。

 

すぐにでも使用したい日を返信しようと思ったが、ひとまず様子をみることにした。
正直、週3使用したい気持ちはある。バスタオルは毎回洗う派だもの。
ただ、この国の人はバスタオルは何度も使用するスタイルがほとんどらしく、バスタオルが干してあるのをほぼ見かけない。
さすがにこの許可制洗濯になって以来、毎回洗うには枚数が足りないので最近は使った直後に日の当たる窓際に干して雑菌が繁殖しないように徹底して再度使っている。それでも2回が限度だ。

 

数時間後確認すると何人かが返信していたが、全員「○曜日の午前」と週一回の使用を希望していた。
週3とか返事しなくてよかった、大家さん含め全住人にドン引きされるとこだった。
それでも週1回では絶対に足りないので、「水曜・日曜の午前」と返信しておいた。

水曜・日曜にした理由は、日本にいた頃のゴミ出しの日と同じで覚えやすいから。長いことゴミ出しがこの曜日の地区に住んでいたので、なんとなく水曜・日曜になると何かしなければいけない、という意識になりやすい。

 

住人が希望した日になると、大家さんの部屋の前にある柱の出っ張りに鍵が置いてある。誰でも取れる状態だ。
鍵の意味、とも思うが、大家さんの部屋の中から見える場所になるので、こっそり使おうと思ったらほぼバレる。果たしてこれが一番いい方法なのかはわからない。

 

 

ここ数日の工事は、どうやら隣の部屋の壁、床などすべて取り替えているらしい。

セメント塗りたて

ずっと物置になっていた部屋だが、どうやらカビがすごいらしく壁材を変える、という話だった。
壁材を変えてもそもそも窓がないし換気扇もないので、根本的な解決にはなっていない気もするが、惜しみなく設備投資をしているので応援したい。

部屋の前はこんな状態

新人だらけの手探りの組織が徐々に確立していく様子を見ている気分。

《そもそも感》を感じさせない一発大正解が出る日を気長に待ちたい。